1.環境問題と住まい
■ 地球温暖化と私たちの暮らし
環境問題と言われてまず始めに、地球温暖化問題が頭に浮かぶ方は多いのではないでしょうか。
そして同時にCO2削減や京都議定書などのキーワードも一緒に思い浮かんでくるかと思います。京都議定書では地球温暖化の原因の一つである温室効果ガス6種の合計排出量をCO2換算で2008年から2012年までの期間中に、日本では1990年に比べて6%削減することを目標としています。日本全体で現在排出されているCO2は約13億トン(CO2換算)で世界第4位、約4.8%にあたります。
住まいを建設する時には多くのCO2を排出していますが、それ以外にも生活時の排出量として日本全体の約14%が家庭部門から排出されています。更にその値は年々増えており2005年には1990年と比べると約37%もの増加となっているのです。
この様に私たちの生活から排出されているCO2は年々増えており地球温暖化防止の為のCO2削減への大きなブレーキとなっています。
そして住まいの中での生活による排出量に大きく影響するのは暖冷房14%、給湯14%、照明・動力30%などになります。建物の計画と暮らし方によってこれらの排出量を抑えることは、地球温暖化対策へのアクションとして非常に大きな役割を果たすのではないでしょうか。
出所)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2007年版
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
出所)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
出所)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より