住まいと外構
周辺環境というとまずは広域的なところから町並み、景観という事が有ります。そしてそれは自分の敷地内の庭も含めた外構の計画が重要な役割を果たしてきます。
個々の住まいが少しだけでも周辺環境に気を使った外構を作っている町並みは見ても気持ち良いですし、住んでも気持ちがいいだろうと思います。また、地域の風の向きなどの特性と外構の計画をうまくすることにより、家の中に入ってくる風の温度を快適なものに変えることもできます。
風上に植栽などを配置する事でアスファルトやコンクリートの上を通る風よりも温度が下がり、景色やプライバシーだけでなく快適な住まいの為にも役に立ちます。また、その事により、冷房を使わなくても快適に過ごせる日が長くなり、省エネルギーにも寄与していきます。
出所)「自立循環型住宅への設計ガイドライン」 (財)建築環境・省エネルギー機構 P39より
次に日照・日射について考えてみます。日照については地域の都市計画で建物への規制がかかっている地域もありますが、やはり住まいを作るとなると周辺への配慮は欠かせないでしょう。また、日射を上手くコントロールすることは暮らしでの省エネルギーにも影響してきます。それには窓周辺での植栽計画が関係してきます。