地震はそのエネルギーの大きさにより、大小さまざまな規模のものがあり、マグニチュード(M)は、地震の規模を表すスケールです。Mが1だけ大きくなると地震のエネルギーは約32倍になります。(図())。まれに起きるM8クラスの巨大地震は年に幾度か経験するM6クラスの地震の約1000倍のエネルギーを持っています。
ちなみに、広島に落とされた原爆のエネルギーはほぼ、マグニチュード6の地震に相当します。一応の目安として、マグニチュード7を超えたら地震学では大地震、8を超えたら巨大地震といいます。2004年のインド洋大津波を引き起こしたスマトラ島沖地震はM9ですから、スーパー大地震ともいえるでしょう。一方、マグニチュードが1以下の小規模な地震は高感度の地震計では検知できますが、ほとんど揺れを体で感じることはできません。
参考文献 目で見る木造住宅の耐震性 宮澤健二編著 東洋書房