広葉樹 ニレ科 本州から四国、九州まで分布。天然林は十和田湖、阿武隈山地、伊豆天城山、奥利根、熊野、日向など。落葉高木で樹高は30m程度。
ケヤキといえば大黒柱のイメージが強いと思います。ケヤキの木目の凛々しさが家の中心、守りの象徴でもありました。ケヤキは広葉樹の中では最も建築用材に向いた材で「広葉樹の王様」とも呼ばれています。
堅くて強度があり、耐朽性や耐水性に優れ、造作のみならず構造材としても用いられてきました。近年では量が少なく高価なため、構造材としてはあまり用いられなくなりました。テーブルや椅子などの家具や器などの工芸品の素材としても用いられます。
樹齢300年以上のものは玉杢や如鱗杢などの珍しい杢目を見せることがあるので最高級の銘木として扱われます。