生産方式
構造
構法
現場生産
木造
在来軸組構法
現在の住宅では最も一般的な構法で、土台・柱・梁、といった軸組材を組み上げて骨組を作ります。地震力に耐えるための耐力壁の作り方(筋かい、合板、集成材、板倉、ログハウスなど)や接合部の作り方(継手、仕口、金物)、壁の作り方(大壁:柱を隠す、真壁:柱を見せる)、断熱材の入れ方(外断熱、内断熱、充填断熱)などの各部位の作り方の違いによって、厳密にはさらに様々な構法に分けることができます。古民家などの昔ながらの伝統的な軸組構法は伝統構法とも呼ばれています。
ツーバイフォー構法
北米生まれの構法で、2×4インチ等の断面の木材で枠をつくり、その上に構造用合板などを釘打ちしてできたパネルを組立てる構法で、熟練大工を要しないことが特徴です。厳密には2層分通しの壁とするバルーン構法と、1層ごとの壁に床を乗せるプラットフォーム構法があります。
鉄骨造
重量鉄骨軸組構法
建築用鋼材を、柱・梁といった軸組材に用いて骨組を作ります。
軽量鉄骨軸組構法
使用される鋼材が軽量かつ形も異なります。ハウスメーカーの鉄骨系プレハブ住宅に多い構法です。
RC造
ラーメン式構法
柱・梁・床の3つの構成部材によるものです。(Rahmenドイツ語:部材の各接点が剛に接合されている骨組のこと)柱や梁が大きいですが、平面の自由度が高いです。
壁式構法
壁と床のみで作るものです。壁が多くなります。
フラットスラブ構法
梁を用いずに、床を直接柱や壁で支えるものです。
プレハブ
ハウスメーカー住宅に多く見られる構法です。予め部材の多くを工場で生産し現場で組立てます。構造材料により、木質系、鉄骨系、コンクリート系に分けられます。