第4回 WOOD ACゼミナール2008
「住まいの環境性能ゼミ」
~住まいの環境性能を計算・実測体験から学ぶ~
開催日 :2009年2月21日(土)13:30~17:30
会 場 :岐阜県立森林文化アカデミー
参加者数:35名
WACゼミ第4回目は「住まいの環境性能ゼミ」と題し、住宅の環境性能評価や温熱性能に関する基礎的な講義と、気密測定試験の体験やサーモグラフィによる室内表面温度の見学を組み合わせて行いました。
【第1部】「住まいの環境性能設計と評価の概要」
講師 坂崎有祐(WOOD AC 理事)
第1部の講義は、環境・省エネが叫ばれる基となっている地球温暖化問題の話から始まり、住宅の環境性能を評価する様々な評価手法・ツールの概要説明とそれらの評価を行う為にまずは知って置く必要がある、建物の温熱性能の求め方の講義を行いました。今回の目的のひとつはこの温熱性能を表す熱損失係数を参加者が求められるようになることでした。ひと通りの講義の後に、第2部で行う気密測定試験の説明が行われ、実際に気密測定試験を行う会場へ移動しました。
【第2部】気密測定試験の体験・サーモグラフィ見学
森林文化アカデミーの宿泊施設を使って、気密測定試験を行いました。始めに測定器の設置や準備の説明を行った後、参加者の方に順次機会を動かして頂き、気密性能を測定して頂きました。他の参加者はその間、外から空気が入ってきている隙間を探して頂き、今後の実務で木を付けて頂く箇所の発見をして頂きました。その後、隙間を目張りして再度測定した結果、気密性能が上がっていることを確認して気密測定試験の体験を終了しました。
今回は参加者が多かったため、サーモグラフィによる表面温度の違いを実際に目で確認して頂く企画も同時に行いました。
【第3部】気密性能・熱損失係数・暖房負荷の計算演習
体験・見学を終えた後は再び講義室に戻って頂き、今度は第1部で講義を行った内容を確認しながら、実際に気密性能・熱損失係数・暖房負荷を求める計算を、実際に参加者の方に行って頂きました。
参加者アンケート結果
とても満足 3名
満足 16名
普通 4名
不満 1名
とても不満 0名
多くの方に満足頂けましたが、内容が盛り沢山で時間が無くなってしまい、終盤が駆け足になってしまったことが反省です。
御参加頂いた皆さま、大変お疲れ様でした。
ありがとうございました。
- 作品名
- WACゼミ第4回 報告
- 登録日時
- 2009/02/23(月) 10:15
- 分類
- WACゼミ2008 報告