第2回 WOOD ACゼミナール2008
「木の住まい構造ラボ」
~正しい耐力壁と危ない耐力壁 その破壊を見比べる~
開催日 :2008年7月19日(土)13:30~17:30
会 場 :岐阜県立森林文化アカデミー
参加者数:31名
WACゼミ第2回目は「木の住まい構造ラボ」と題し、木造住宅の構造についての基礎的な講義と、実大耐力壁の破壊試験の見学会を組み合わせて行いました。
【第1部】「実大破壊試験から見る 木の住まいの耐震性能のポイント」
講師 河本和義(WOOD AC 理事)
WOOD ACでは普段から耐力壁の実大せん断試験を行っており、その担当をしている河本氏に木構造の耐震性能に関する基礎知識と、数々の破壊試験から見る耐震性能のポイントを講義して頂きました。この日は非常に熱い一日で、冷房のない講義室の中で参加者の皆さんは汗を流しながら講義に集中されていました。
【第2部】実大耐力壁破壊試験
その1 筋かい(端部釘打ち)×筋かい(端部金物固定)
その2 筋かい(端部金物固定)×構造用合板
実大耐力壁破壊試験は普段WOOD ACが利用している岐阜県立森林文化アカデミーの木材開放試験室にて行いました。
試験は2回行い、2体の仕様の異なる耐力壁を引き合せながら、その力と変位のデータをグラフで見て頂けるようにしました。
1回目の 筋かい×筋かい の試験は、結果がちょっと拍子抜けでしたが、2回目の 筋かい×構造用合板 の試験では、破壊の進む様子を参加者の皆さんは真剣に見学されていました。
破壊完了後は、試験体の近くで細部をじっくり確認されていました。
参加者アンケート結果
とても満足 3名
満足 15名
普通 6名
不満 2名
とても不満 0名
多くの方に満足頂けましたが、試験の入替え設置に時間がかかったことが今後への反省です。
御参加頂いた皆さま、ありがとうございました。
- 作品名
- WACゼミ第2回 報告
- 登録日時
- 2008/07/21(月) 09:04
- 分類
- WACゼミ2008 報告