第3回 WOOD ACゼミナール2008
「岐阜の森林・木材見学ツアー」
~伐採・製材・加工現場見学と木材の性能検査を体験する~
開催日 :2008年10月18日(土)9:00~17:30
参加者数:21名
WACゼミ第3回目は「岐阜の森林・木材見学ツアー」と題し、伐採現場から製材、加工、木材検査体験、間伐体験までの盛り沢山の内容をバスを使って一日で行いました。
見学現場① 葉枯らし乾燥後の造材作業と立木の伐倒見学
岐阜県郡上市高鷲町
案内 遠藤恒一氏 (遠藤木材)
はじめは岐阜県郡上市高鷲町の現場を見学しました。現場は2ヵ月前に伐倒し、木をそのまま斜面に倒しておいて葉の蒸散作用を使って木の水分を抜いた後に、必要な長さに切って山から積み出す作業の真っ最中でした。そして今回のWACゼミの為に、わざわざ1本だけ伐採せずに残して頂いた立木を見学者の目の前で伐倒して頂きました。葉枯らしした材の切れ端と伐倒したばかりの材の切れ端では重さに結構な違いが有り、水分が抜けているのが分かりました。
見学現場② 製材・加工工場 木材検査の体験
長良川ウッド協同組合
案内 秋田耀子さん(長良川ウッド協同組合)
次の見学場所は、郡上市白鳥町にある長良川ウッド協同組合さん。到着後に会議室をお借りして昼食を済ました後、理事長の鷲見さんに30分程木材についてのお話を頂き、その後秋田さんの案内で工場内を見学させて頂きました。(実は今回の各現場の段取りで、秋田さんに大変なご協力を頂きました。ありがとうございました。)
見学の後は、工場内の小屋と木材をお借りして、実際に建築でちゃんと木材を使おうとした時に確認が必要になってくる、含水率とヤング係数の検査を参加者の皆さんに体験して頂きました。
見学現場③ 森林の話、間伐見学
郡上自然園
講師・案内 水野雅夫氏 (NPO ウッズマン・ワークショップ)
最後の見学現場は未間伐林と間伐見学でした。
山に入る前に、水野さんに山の現状や間伐の意味と必要性を語って頂きました。差し迫った状況にある日本の森林状況のお話に、参加者の皆さんは真剣に耳を傾けていました。
講義の後は、未間伐の山に入り間伐を見学しました。何本か間伐をすることで真っ暗な林内にようやく少しの光が差し込む状況を体験できました。
参加者アンケート結果
とても満足 5名
満足 7名
普通 3名
不満 0名
とても不満 0名
参加頂いた皆さま、丸一日の見学体験ツアーで大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
- 作品名
- WACゼミ第3回 報告
- 登録日時
- 2008/10/20(月) 09:35
- 分類
- WACゼミ2008 報告